モスフォースの蝶々葉&湖上の王冠

 

 道具の名前 『モルフォースの蝶々葉』

 

様々な美しい蝶が生息する国、モルフォース。国の中央にそびえる、フリルの大樹は高さが四十メートルもあり、樹齢は三千年と言われます。その蝶の様な形をした葉は秋に紅葉したあと、枯れ葉となっても散りません。そのまま、春の暖かい風に吹かれると、途端に色を変えながら、一気に舞い散る様子は、まるで沢山の蝶が飛び立つようにも見えます。 

 

 道具の名前 『湖上の王冠』

 

モルフォース国の女王から、カスパー国の王に贈られた王冠です。湖上の国と呼ばれる、カスパーをイメージし、水が跳ねて出来たかの様な美しいデザインです。カスパーのシリル山で採掘された、青く輝くミュールという軽金属を加工して作られました。中には、カスパーのサニー湖沿岸で採掘された、カローナという美しい紫の宝石が散りばめてあります。まさに、カスパーの象徴とも言えるものです。両国の王は、その素晴らしさに大変、喜びました。マキリは国から国への贈り物であったことから、自分のサインを刻まないことを申し出ましたが、モルフォースの女王は、マキリの功績を称え、必ず刻むことを希望されました。そこで、マキリは、どこかに、サインを刻んだようですが、定かではありません。

ポセイドンの音叉と湖上の王冠に

まつわるお話~『湖上の国と風の女王』


 

道具職人マキリの仕事